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若きサムライのために (文春文庫)
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| 商品カテゴリ: | 人文,思想,学習,考え方
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| セールスランク: | 6665 位
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もうひとりの三島
映画や文学作品から三島の世界に入った人にとって、
この本は三島の別の素顔を見られる面白い作品だと思います。
エッセイや対談が、口語体でリズム良く書かれており、
三島が精緻な芸術の世界のみにとどまらず、若者に対して
直接メッセージを発信しているのを読むのは愉快です。
個人的には、福田氏との対談がとてもおもしろかったです。
『三島由紀夫』という美学
本書は本書の題名ともなっている前半の「若きサムライのために」
という、昭和43年から一年間、雑誌pocketパンチ Oh!に連載された
エッセイ部分が面白い(この部分は☆4つ)。
約40年も前に書かれたものだが、現代に通ずる論理ばかりである。
たった半世紀ばかりで、人間というものが大きくは
変わらぬものであることのよき証左であろう。
目次
若きサムライのための精神講和
若きサムライのために
勇者とは
作法とは
肉体について
信義について
快楽について
羞恥心について
礼法について
服装について
長幼の序について
文弱の徒について
努力について
お茶漬けナショナリズム
東大を動物園にしろ
安保問題をどう考えたらよいか<対談>猪木正道
負けるが勝ち<対談>福田赳夫
文武両道と死の哲学<対談>福田瓦存
あとがき
解説 福田和也
三島は生きながらえて欲しい大人物であった。本来ならば、
彼に代わって死ななければならない人間がもっとたくさん居る。
それなのに、それら死すべき人間に代わって、三島が死んだ。
死して日本の国に喝を入れる。
それが彼の使命であったのだと思いたい。
三島の人間学
三島は、肉体を媒介として全力でおのれの生命を蕩尽させることに人間の存在論的意味を見出し、全力で生きて破滅しようとも、まさに絶頂で滅びゆくことそのことに美を見出した人である。
そんなことがよくわかるのがこの作品。鋭い言葉のナイフがザクザク突き刺さるこのエッセイは読むものを高揚させる魔力を秘めている。三島の思想、哲学、および透徹した人間学に感服。
お茶漬けナショナリズム
全共闘・反安保闘争が繰り広げられていた時代に書かれたものなので、それらの活動について語られていることは時代を感じさせるかもしれません(特に3つの対談で感じると思います)が、三島由紀夫のメッセージの本質は今も色褪せることがありません。現代の若者へのメッセージとして十分に意味のあるものになっていると思います。
趣味として・・・
この作品は、とくに三島節炸裂ですね。ただ、読んでて自分が思ったことは、この作品が単なる「三島の趣味じゃないか?」ということです。まあ趣味であれだけ人を惹きつけれたらそれはそれで頭が下がりますが・・・。
さて、三島という人物がどんな人物か知りたくないですか?それならこういうエッセイを読んでみるのがいいと思いますよ。別に割腹、男色だけというイメージだけの人じゃないです。
僕としては、後半の対談はあんまり好きじゃなかったです。それで?1しました。なんか本当に趣味に見えてきて、飽きちゃったんですよ。ただ、皆さんになぜこれを薦めるかというと、僕らは侍的な思想を完全に失い始めているからです。食わなくても高楊枝であったり、いい意味でのプライドを持ちましょう。
文藝春秋
行動学入門 (文春文庫) 葉隠入門 (新潮文庫) 不道徳教育講座 (角川文庫) 文化防衛論 (ちくま文庫) 三島由紀夫の美学講座 (ちくま文庫)
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